EC2でwindows借りてリモートデスクトップで接続する方法
気づいたら右手の中指のホクロが消えてました。
どうも、伊藤くんです。
何気に初めてAWSでwindowsのインスタンスを借りてリモートデスクトップで接続するっていうことをやってみたので、それのメモです。
使用するPCはMacBook Proで、Microsoft Remote Desktopというアプリを使います。
ちなみにリモートデスクトップの略は「RDP」だそうですが、まだちょっとこの略称には慣れていないので本記事は「リモートデスクトップ」っていちいち書きます。
windowsインスタンスを作成する
まずwindowsのインスタンスを借ります。
普通に「インスタンスの作成」→「クイックスタート」の中にあるwindowsのインスタンスを作成するだけでも良さそうな気がしますが、それだと日本語がうまく表示されなかったりと不具合があったりするみたいです。
なので、「クイックスタート」ではなく「コミュニティAMI」タブを選択し、検索窓に「japanese」と打ち込みます。そうすると、windows~~~japanese~~~みたいなインスタンスがたくさん出てきます。
基本的にどれでもいいような気がしますが、SQL環境がもともと備わってるやつだと謎の追加料金が取られる場合があるとかないとからしいので、よくわかりませんが「SQL」という単語がないインスタンスがいいかもです。
インスタンスタイプは、スペックの低いものはすごく重くなるので、避けたほうがいいです。伊藤くんは「t2.2xlarge」でやっていますが、これでも少しだけ重さを感じます。「t2.micro」とかは、まともに操作できませんでした。フォルダ開くだけで10秒待たされるレベルです。
パスワードを発行
インスタンスを起動して数分待つとrunning状態になり、インスタンスを選択すると「接続」ボタンがクリックできるようになります。
これをクリックすると、Linuxサーバとは違う画面が表示されます。
キーペアのパスを指定し、「パスワード復号」ボタンをクリックするとパスワードが表示されるので、メモしておきます。
リモートデスクトップ接続
ローカルのPCがwindowsの方はデフォルトで入ってる「リモートデスクトップ接続」っていうアプリを使用すれば良いですが、Macはそれがないので新しくアプリをインストールします。伊藤くんは「Microsoft Remote Desktop」というアプリをインストールしたので、ここではこのアプリを使った手順を書いておきます。普通にApp Storeで無料で入手可能です。
(Finder開いて⌘+Kで開ける「画面共有」っていうアプリじゃできないのかな・・・と思って試しましたがよくわかりませんでした)
Microsoft Remote Desktopを開いたら左上の「New」をクリックし、それぞれの入力フォームに下記のように入力していきます。
Connection name・・・任意の名前を入力します。「test」とかでいいと思います。
PC name・・・インスタンスのグローバルIPアドレスを入力します。
User name・・・「Administrator」と入力します。
Password・・・先ほどメモしたパスワードを入力します。
他の部分はデフォルトで構わないと思います。
これで入力画面を閉じ、「My Desktops」の中にある今作ったやつをダブルクリックすれば、リモートデスクトップ接続完了です。インスタンスを作成した直後だと最初黒い画面が5分ほど表示されるのですが、気長に待っていると画面が表示されます。(インスタンスタイプによってこの時間も変わる?)
ローカルのフォルダをリモート先と共有する
Microsoft Remote Desktopのさっき作ったやつを選択し「Edit」→「Redirection」タブを選択するとそのインスタンスを共有するフォルダの一覧が表示されます。最初は何も表示されていないと思います。
左下の「+」ボタンをクリックし、共有したいフォルダのパスを選択することで、そのフォルダがリモート先と共有されます。リモート先でこのフォルダの中身を変更するとローカルの方にも反映され、その逆も同じです。ただし、共有フォルダの追加などを反映させるには、一回リモート接続を切り、再びアクセスする必要があります。
最初、伊藤くんはLinuxインスタンスの時と同じくscpコマンドでファイルを転送しようとしましたが、うまくいきませんでした。そもそもwindowsインスタンスに対しては不可能なのでしょうか・・・。
リモート先で出力された音を聞けるようにする
この時点でリモートデスクトップとしてちゃんと機能しますが、リモート先で出力された音は聞けない状態です。デフォルトでそのような設定になっているだけで、リモート側のコントロールパネルからちょちょいと設定を変更するだけで音が聞けるようになります。
以下のサイトを参考にしてください。
https://tech-mmmm.blogspot.com/2017/01/blog-post.html
まあでも音が必要ない方は特にこの設定は必要ないかもしれません。
以上で全手順終了です。
リモートデスクトップ接続って素敵
仕事で何度かAWSで借りたインスタンスにリモートデスクトップ接続することはありましたが、いざ自分でお家でやってみると、結構いいもんですな。これ。
個人的に今までEC2を利用する目的は、ウェブアプリとかクローラーとかを動かすための道具というくらいの認識しかありませんでしたが、このリモートデスクトップは「ぶっ壊しても構わないもう1つのマイPC」をもらえたような感覚です。
ちょっと怪しいページから怪しいファイルをダウンロードしたくなった時とか、自分のMacでやるのではなく、リモートデスクトップで接続したインスタンスに毒味させるとか、いろんな便利な使い方ができそうです。
インスタンスタイプをそこそこ強めなものにしないといけないですが、使う時だけ起動するようにすれば金額もあまり気にならないと思います。ちなみにt2.2xlargeは1時間で0.4ドルとかそんくらいだった気がします。
リモートデスクトップのおかげで今後の伊藤くんの可能性が広がりました。
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